北の大地4,500キロの旅  part1


長年の会社勤めから開放されたある暑い夏の日に、

時間にとらわれない気ままな旅を楽しんでみようと、

愛車とカメラと女房を伴い北の大地を訪れました。


第1日目 23:30舞鶴港発小樽行きのフェリーに乗るべく19時家を出る。

2時間足らずで港へ到着。乗船までに船内での食料等を調達し準備万端、乗船が

開始されたが、やはり夏休みで若者たちが目立つ。

ここから小樽までは28時間とか・・ 今回は少々奮発してユッタリ特等室での船旅。

間もなく出帆、汽笛を鳴らして静かに岸を離れる。到着まで十分に時間の余裕がある。

まずは風呂に入って心身を洗い、ビールで旅の出発を祝う。。


第2日目 心地よいエンジンの響きに目が開くと、水平線から太陽が・・

後部のデッキに出て見ると、潮風がとても爽やか。深呼吸をしてもう一眠りする。

昼間は船内を探索したり、デッキのベンチでビールを飲んだり、結構退屈しないが

夕飯の後はさすがに退屈を感じ出した。明日は早く着くので睡眠に努めよう・・


第3日目 04時小樽入港。朝日と共に上陸。第一歩はなんと言っても美瑛の丘へと道央道に。

ちょうど麦秋の時期で、一面が黄金色。すでに刈取った丘も目に付く。

旭川で下り、先ずは、せるぶの丘から、丘の立ち木を訪ねよう。一廻りの後は

留辺蘂の丘に廻ってみる。地味ではあるが、牧歌的な雰囲気が楽しい。 

今度は国道を渡って美馬牛駅方向へ。 美瑛の丘では代表的な風景として有名だ。

美瑛に来ると一日では物足りない。もう一日ここに居たい。美瑛の駅前に出て、

今夜の宿を探す事にする。宿が決まれば、日暮れの景色迄ゆっくり楽しもう・・

各画面はクリックすると拡大します
ケンとメリーの木 親子の木 パフィーの木 丘の展望

第4日目 朝食までの時間に、丘の空気を楽しんでみよう。夜半に雨が降ったようだ。

シットリと濡れた丘が朝日に輝いている。ピートの濃緑と麦の黄色が対照的・・・

食事を済ませてから富良野へ行く。 その前にちょっと寄り道、リフレッシュライン

と言われる新区画の方も最近人気が出ているようなので、一寸覗いて見る・・

富良野の花園を楽しんだら、麓郷の森へ五郎の家を訪ねてみよう。

やはり人気ドラマのロケ地とあって、たくさんの観光客でにぎわっている。

早々に退散する事にし、十勝の平野へむかう。今夜の宿を「るるぶ」で探す。

然別湖の近辺を目標に、車中より電話で交渉。結果は糠平温泉に決定・・

朝日の丘 丘の印象 ラベンダー 花 園

第5日目 朝の早いこの北海道では、4時頃には明るくなって来る。

夜明けと共に起き出して、ひと風呂浴びたら朝の体験気球に乗ってみる。

今日の行方を取あえず層雲峡として出発したが、あいにく手前のトンネルが事故

で通行止めとなっっている。温根湯方面へと変更し、途中キタキツネ村へ寄る。

暑いこの時期は狐達もあまり元気が出ないようだ。穴を掘ってじっとしている。

北見から美幌町を経由美幌峠に。見下ろす屈斜路湖の景色は雄大だ。

湖畔には広大なジャガイモ畑が広がる。赤あり白あり黄色い麦ありと・・

今夜の宿を川湯温泉に予約し近辺を巡ってみる。自然の森がとても美しい。

いつまでも残っていて欲しい自然の景観。。

キタキツネ 広いジャガイモ畑 赤い花 樹林の美

第6日目 屈斜路湖畔にはどこでも掘れば温が湧き出す・・  しかし朝はまだ寒いので

入浴は出来そうもない。

ここまできたら、ついでに摩周湖を。天気が良いので霧は無いだろう・・・

摩周を後に阿寒湖に。途中双湖台からは深い森に包まれた静かな阿寒の絶景が。

湖の周辺を一巡し、神秘な水色のオンネトーを目指す。

青い水の色に加え霧も少々かかり、なお一層の趣が出た・・

明日は鶴が見たいと思い、少しダートな道になるが、鶴居村へと林道を辿る。

あまり通る人もいないのか、静かな森と草原の道。これこそ本当の大自然だ。

間もなく開けた牧場にたどり着いたが、誰も見当たらない。ナビゲーターの地図に

従い、鶴居村に向かう。

村に入ってすぐ、食堂兼案内所が目に付いた。鶴の写真が所狭しと貼ってある。

そこは宿泊も可能との事なので、今夜の宿をお願いする。

早速鶴見公園に・・ その後、明日の予定の釧路湿原を覗いてみる。

想像以上の広さである。大きな川が地衣類の堆積した黒い土の間を流れている。

神秘な摩周湖 オンネトー 鶴の美姿 湿原の展望

第7日目 鶴は早朝に餌を求め、湿原の奥地から飛来してくるとの事なので、早起きして行く。

話の通り沢山の数である。飛んでいる姿は雄大そのもの、羽音にも迫力がある。

しばらく眺め、食事に帰る。

今日のコースは湿原を横切り、釧路の町を通り抜け、霧多布を訪れる事にする。

釧路を後にする頃から、あいにく雨が・・ 霧に煙る霧多布湿原を通り港へ出た。

商店兼食堂でウニ丼とイクラ丼を賞味し、満足満足・・  さすが北の味。

ついでにこの町の宿を紹介頂き、岬へと出てみた。風が強く寒さが身にしみる・・

小雨降る中、ムツゴロウの動物王国を訪ねて、今夜の宿へと向かう。

宿では、関西から自転車で来たと言う同年輩の元気な人に出会った。ロマンだ〜〜

霧多布湿原 鶴が遊ぶ水辺 霧多布岬 太平洋を望む

第8日目 昨日の雨もすっかり上がった。今日は根室から最東端の納沙布岬へ向かおう。

静かな断崖の道に沿って、半島をひと回。風連湖へ・・

風が強く、立ち木に掛かったサルオガセが舞っているのが印象的だった。

厚床の町迄戻り野付へ向かう。ここに今夜の宿をとり、トドワラに向かった。

広大な砂浜が広がり強烈な風が吹く。気温も低く肌寒い。荒海の向こうに国後が・・

ここまで来て、大失敗発覚。カメラのフィルムが空回り。道理で沢山シャッターが

が切れたはずだ。長年連添った愛機M6に文句を言いたいが、これは基本的ミス・・

今日一日の記録は全く無い・・  すでに遅し。

だが、夕食の膳を前に全てを許せた。カニとえびの大判振る舞い。さすが・・

<今日は写真が無いのでご挨拶に。 イメージはパンフをお借りして・・>

ご挨拶 野付のイメージ-1 野付のイメージ-2 野付のイメージ-3

第9日目 ここ野付は朝日がダルマ状に上がる事で有名だが、今朝は残念ながら靄っている。

やはり冬場でなければ望めないものなんだろう。目の前にはうっすらと国後島が・・

カメラのフィルムを再確認。今日の行程は知床へと向かう。羅臼から知床峠を超える。

途中温に泉場が沢山ある。横目に見ながら峠に着く。あいにくの霧で羅臼岳は無い。

そこそこにオホーツク海に向かって峠を下りる。

知床五湖を訪れたが熊が出るとの事で三湖だけ巡る。五湖から悪路をカムイワッカへ。

大きな滝を幾つか登ると、天然の滝壷大露天風呂がある。湯加減は上々。

今夜の宿は、昨日予約しておいた岩尾別温泉の地の涯ホテル。幾つもの露天風呂が

林間に設けてある。カップルで仲良く入るのもよし、隣人と地酒を楽しむも良し・・

今日は、この旅で最奥の地へ辿り着いた事になる。

霧の知床峠 カムイワッカの滝 ホテルの入り口 林間の露天風呂