野麦峠を開田から乗鞍へ



明治の頃、高山から諏訪の紡績工場へと娘たちが通った女工哀史の街道を

開田村から乗鞍高原へと初夏の深緑を眺めながら、峠道を辿ってみましょう




01-寝覚めの床
中津川で高速を降り、少し走ると寝覚の床に着く。清らかな水の流れに巨岩が目立ち、浦島太郎の伝説が伝えられている。
一休みしていこう・・


02-地蔵峠の展望
木曽福島を西に入ると、間もなく開田村に着く。開田とは、古くからこの高地に水田を開いたた事に由来する。
展望は何と言っても御嶽山。旧道を辿り地蔵峠に・・勇壮な御岳を眺めていこう。


03-木曽馬牧場
広い高原の片隅に、御岳の見える牧場がある。木曽馬の繁殖用だが乗馬体験なども出来る。


04-木曽馬
ノンビリ草を食べる木曽馬の群。 絶滅寸前であったが手厚く育成され、今では70頭程に増えたとか・・ 性格は非常におとなしい。
短足・胴長という姿は何か日本の代表的姿のようだ。


05-日和田高原
翌朝は、さらに西へと向い日和田に着く。 白樺林の続く広い草原には沢山の花が咲きみだれ、とても気持ちが良い。
朝露に濡れながら白樺林の中を少し歩いてみよう・・・


06-さらに北へ
木曾街道をさらに北へ、ダムに架かった橋を右折し野麦街道へと入る。 次第に山は深くなっていく。


07-野麦分校
小さな村を越えて暫く行くと野麦分校跡に出る。 昭和56年まで実際に高根小学校野麦分校として使われていた建物は、ノスタルジックな佇まいで訪れる人を和ませてくれる。
今は各種の研修や夏季合宿などに利用出来るよう、厨房などの設備も整った施設になっている。


08-野麦街道
明治の頃、飛騨から諏訪の紡績工場へと娘達は3泊4日の日程を掛けてこの街道を通ったと云う。高山から木曾街道を辿り、美女高原を越え、ここから難関野麦峠へと登っていく。
今は改修されたと言うものの、急なカーブと急勾配の連続。十分に気を付けて登っていこう。


09-お助け小屋
やがて標高1,672mの野麦峠。ここには諏訪への道中、疲れた体を休めたと言うお助け小屋が復元され、食事や休憩・宿泊が出来るようになっている。目前には雄大な乗鞍岳を眺望することもできる。


10-白樺峠
峠を下り、やがて奈川村を左折し、乗鞍へと向う。 長い曲がりくねった林道を上り詰めた辺りで白樺峠に出る。
小さな池と白樺林。落ち着いた雰囲気。天気が良ければ遠く穂高岳も望める。


11-一の瀬園地
展望を楽しみながらさらに行くと小さな白樺橋を渡り視界が開ける。広い牧草地に白樺や唐松が点在した一の瀬園地である。


12-小さな流れ
牧草地帯の中を歩いてみよう。 流れる水も冷たく透き通っている。
清々しい高原の空気を胸一杯に吸ってみよう・・


13-朝 露
翌朝は再度一の瀬を訪ねてみた。 夜の冷気で草の上には丸く光る朝露が一杯。
森の精気が全身を包んでくれた。


14-乗鞍投影
水面には朝の光に照らされた乗鞍岳の雄姿が静かに映る。 未だ少し雪も残っているようだ。


15-高原との別れ
乗鞍岳と高原に別れを告げ、さらに 林道を西へと向う。
唐松の深緑が美しい。


16-白骨温泉
山中深く、白い湯で名高いこの温泉。 湯量も多く河原には露天風呂もある。
一風呂浴びて今回の旅を終える・・


17-勿忘草(開田)
この地に嫁いだ娘の花嫁道具と共に持ち込んだ種から広がったものと言い伝えられている。
春先から初秋まで咲く水色の小さな可憐な花。
この後、今回の旅で出会った花をご紹介・・


18-やまゆり(日和田)
白樺の林の中に沢山見かけられた 清楚な佇まいの。


19-名称?(日和田)
下向きながら精一杯花びらを 広げた姿が心に残った。
名前は知らないが、草原のあちらこちらで咲いていた。


20-アザミ(一の瀬)
高原のあちこちに咲く 一際大きく、色も濃いアザミの花。


21-ナナカマド(白骨)
秋には紅葉と赤い実が美しい潅木。
春の花時期は少し遠慮している様に見えた。


22-蔓アジサイ
陽光を求めて大木を登り、誇らしげに咲くアジサイ。
お世話になっている樹をあまりいじめない様にと願いたい。