内子の街並み
愛媛県大洲市の近くにある内子町は、かつて和紙と木蝋の生産で栄えた
由緒ある小さな街です。白壁とコテ絵で飾られた街を歩いてみましょう。
01-静かな街並み
内子町は、江戸後期から明治時代
にかけ和紙と木蝋で栄えた町です。
外側を土壁で塗り固めた歴史的な
建造物が多く残っている八日市・
護国地区が町並保存地区として指
定され、町並み保存運動に続き
村並保存運動を展開中です。
02-巧みの技・鏝絵
鏝絵は漆喰の壁に鏝で漆喰を塗り
重ね、レリーフ様に浮き彫に模様
を書く左官の技術です。
土蔵を建てる際に、家内安全・繁栄
厄除け等を祈願したものとされて
います。
03-鏝絵の作品
左官アートとも云われるこの技術
を利用した数々の作品。
乾きが遅いので、かなりの時間が
かかる芸術です。
04-懸魚(げぎょ)
棟木または、桁の端を風雨から守
るために取付ける装飾的な繰形な
どがある板。
本芳我の懸魚は、漆喰を使った鏝絵
となっている。
05-白壁と鏝絵
土蔵を守る、見事な鏝絵。
なまこ壁・こまどとの絶妙な調和
に、巧みの技を感じる。
06-なまこ壁と格子
瓦模様に塗りこめられたナマコ壁
と丁寧に塗りこんだ格子の白さが
良き時代を思い出させる。
07-海鼠壁(なまこかべ)
土蔵造りの建物の外壁仕上の一つ
で、平瓦を貼りつけ、目地の漆喰
を海鼠型(半円形)の断面に盛り
上げて塗る壁のこと。
08-虫籠窓(むしこまど)
伝統的な民家の壁にみられる明り
窓の一様式で、漆喰で塗った連子
をいれたもの。
虫籠のように見えるからこう呼ば
れた。
09-虫籠窓
このデザインにも色々な趣向が施
され、家によって異なる意匠が
面白い。
10-うだつ
うだつは、元々掘立の建物の棟木
を支える柱のこと。
民家では、建物の側面の壁を屋根
面より高くあげて設けられた小屋
根付きの高い壁のこと。
防火用であったが、後に装飾用、
商家のシンボルとして作られた。
11-みやげ物店
どこの街にもあるみやげ物店。
入ってみるとその地の名産品等が
所狭しと並べられ、お店の方との
対話がとても楽しいものです。
12-民芸品を売る
素朴な民芸調の手作り品、なぜか
幼い頃が思い浮かんで来る物です。
13-まどろみの時
床机と格子に掛けたトウモロコシ
陽だまりでまどろむ猫の姿。
平穏な時を感じる一こまです。
14-古物商の店先
街の片隅に見た、古物商の店舗。
何に使ったのか大きな壷が気にな
った・・
白壁と古物、落着いた店の雰囲気
はとても良いものでした。
15-床几(しょうぎ)
バッタリ、ショウギ、揚縁とも呼
ばれる床几は、店売り、しもた屋
では涼み用等に使われていた。
使わない時は吊り上げていた。
16-出格子
商家の特徴、出格子のある家。
細く削った桟をたくみに組合わせ
重厚さがとても良い。
あご受けに彫られた彫刻にも巧の
技が光っている。
17-軒先の腕木
丁寧に掘り込みを入れた、軒先の
腕木。
かつての繁栄を、懐かしく思い出
させる丁寧な造りに感銘を受ける。
18-街角の地蔵尊
長い間この街を見守って来た地蔵
さん。古く、江戸時代の繁栄ぶり
も見てきたのであろう。
何時までも良き古の思い出を語り
伝えて欲しいものです。
19-高昌寺
城廻護国地区に位置する曹洞宗の
寺院。七堂伽藍が整備され、伊予の
ミニ永平寺とか大きな楠材を使用
していることから楠寺とも呼ばれ
ている、新四国曼陀羅霊場第50
番札所。
20-涅槃佛
高昌寺に隣接した大きなねはん像。
長さ10m・重量200トンの白御影石
の大きな像です。
3月15日には、涅槃祭りが開催
され、美しい稚児行列もあります。
心身の安穏をお願いしましょう。